テレビ史上、最も多くの人に視聴された宇宙番組のひとつ「コスモス」シリーズの最新作が登場!「コスモス:いくつもの世界」日本初放送!

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テレビ史上最も多くの人に視聴された宇宙ドキュメンタリー番組のひとつである「コスモス」シリーズの最新シーズンで日本初放送となる「コスモス:いくつもの世界」が3月24日(火)夜9時より「ナショナル ジオグラフィック」にて放送をスタートしている。

「コスモス:いくつもの世界」は、「コスモス」(1980)、「コスモス:時空と宇宙」(2014)に次ぐシリーズ3作目。前作に引き続き番組のホストには、アメリカ自然史博物館の天体物理学者であるニール・ドグラース・ タイソンを迎え、迫力ある最新の映像技術を用いて人類が何処から来て何処に向かおうとしているのかを丹念に描く。人類が次世代へ地球を残すための使命とはいったい何か?地球ではない惑星に建築されたドーム内の大都市、そしてその周りに張り巡らされたメガブリッジ。コードレス宇宙服を着て惑星を遊泳する人々や海面から浮上する全面ミラーの宇宙船といった「コスモス:いくつもの世界」ならではの“未来”の姿も見どころだ。

「コスモス」シリーズは、ホストと共に天文学の世界を旅する宇宙ドキュメンタリー番組です。第1シーズンの「コスモス」(1980)は、著名な科学者でSF作家でもあるカール・セーガン氏が、科学者ならではの視点で視聴者に分かりやすく人と宇宙のつながりを語った革新的なドキュメンタリー番組と評価され、エミー賞を受賞。第2シーズンの「コスモス:時空と宇 宙」(2014)では、時空を超える「想像の宇宙船」に乗って宇宙の神秘に対する人類の挑戦を紹介。そして、第3シリーズ「コスモス:いくつもの世界」では、宇宙を探査する力を手に入れた人類が向かう先、これからの未来を探究していく。地球の過去・未来、そして宇宙を探る、希望に満ちあふれた旅に出かけてみよう?

◆製作総指揮アン・ドルーヤンと番組ホストのニール・ドグラース・タイソンからのインタビューが到着!

――多くの若者たちが「COSMOS」に影響され、JAXAや他の専門機関で働き始めました。そういった長年のファンたちにメッセージをいただけますか?

アン・ドルーヤン:イエスよ。私もその一人なの。この「コスモス:いくつもの世界」が第1シーズンの「コスモス」に値するものになっているのを願っているわ。第1シーズンは世界の夢を描いている。そこでは、私たちのサイエンスと高度なテクノロジーが、知恵と洞察力と一緒に使われているの。でも、コスモス(宇宙)と世界、ポシッブル・ワールド(いくつもの世界)を探検する大きな喜びと一緒に、私たちは自分たちの中にある世界も発見し始めたの。過去の世界や失われた世界をね。それが第1シーズンの「コスモス」だった。カール・セーガン(監修者でありアンの夫)とスティーブン・ソター(天文物理学者)と一緒にそれを書くことは私にとって光栄なことだった。そして今、2つの追加となるシーズンをやること が私の喜びだった。

――最初のオリジナルの「コスモス」が放映されてから40年になります。なぜ「コスモス」シリーズを続けて、新しい章を語ることが重要なんでしょう?新しいシーズンで、私たちはどんなことを見ることになるのでしょう?

アン・ドルーヤン:宇宙はとても大きな場所なの。それは、私たちにインスピレーションを与えるストーリーを生み出したり、私たちみんなが、自然や宇宙の素晴らしさを知ることが出来るの。これは、地球にいるみんなが生まれながら持っている権利なの。そして、そういった知識や自分たちの中にそういった気持ちを持つ人たちが多くなれば、自分たちの文明を守ったり、それが存続していくのを見ることになるチャンスがもっと増えることになる。だから、(今は)自分たちの歴史の中で立ち上がらないといけない瞬間なの。(脚本家の)ブランノンと私、ここにいるみんなが「コスモス」の中で語っているのは、これまで以上に私たちが今必要としている希望のように感じているわ。

――2050 年の地球はどんなものになると思いますか?

ニール・ドグラース・タイソン:僕に言えるのは、もし物事がこのままの状態で続けば、それは悪いものになるだろうね。僕らは、自分たちの科学の知識と洞察力をどう蓄積するかにおいて、もっと知恵を身につけないといけない。自分たち自身から自分たちを救うために、そしてまた、他の宇宙の力(猛威)から自分たちを 救うためにね。隕石がやってくるかもしれないし。今から30年の間に、多くのことが起こるのは知っている。「コスモス」シリーズのメッセージの一つは、自分たちの知識をどう行使するかについてもっと賢くなるということだよ。自分勝手にならずにね。個人でも、種族としても。僕らは種族として自分勝手だった。僕らは、「自分たちを生かし続ける。そして、他の生命体のことは気にしない」と言った。それは、生物圏にとって良いことじゃない。自分たち自身が生き残るために僕らが生物圏に依存するものだ。だから、「コスモス」の中のストーリーラインは、色々な角度から描かれている。だからもし「コスモス:いくつもの世界」が多くの人に見てもらうことができたら、2050年は美しい年になっているよ。

――日本の宇宙開発に対して、なにか望むことはありますか?

ニール・ドグラース・タイソン:イエスだよ。僕の願いは、日本が、宇宙での彼らの存在や、科学での専門技術(知識)を発展し、築き続けてもらうことだよ。そして、未来のある日、世界が一緒になった時、宇宙旅行するそれぞれの国が、自分たちが最も得意とするものを提供するんだ。そうすれば、私たちは、宇宙旅行するすべての国の最高のものを得ることになり、その種族 (人類)はさらに高いところにいくことが出来るんだ。

「コスモス:いくつもの世界」(全13話・字幕)
2020年3月24日(火)スタート !
毎週火曜 21:00~22:00 ほか 
番組公式ページ : https://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2723

©Cosmos Studios

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