「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」発売記念カウントダウンインタビュー<第1回>アリア・スターク役メイジー・ウィリアムズ編

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架空の王国を舞台に、一つの玉座をめぐり複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを描いたアクション・スペクタクル巨編「ゲーム・オブ・スローンズ」が、ついに終焉。最後に“鉄の玉座“に座るのは誰か、永久保存版が、この冬、来たる――。
テレビの枠を超えたスケール感や、繊細かつ贅沢に作りこまれた世界観、緻密に描かれる密度の濃い人間ドラマ、気を抜けないストーリー展開が話題を呼び、海外ドラマ史上最高傑作と称された本作。今年2019年12月4日(水)にはブルーレイ&DVDが発売、同日には、特別仕様 豪華ボックス コンプリート・コレクションも発売されます。

ブルーレイ&DVDの発売が待ち遠しいGOTファンのために、Sally.asiaにて「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」カウントダウン・インタビュー企画がスタート!11月22日(金)より発売日の12月4日(水)までキャストのスペシャルインタビューを毎日配信していきます。
初日となる今回は、アリア・スターク役メイジー・ウィリアムズのインタビューをお届けします。

—「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影初日のことを覚えていらっしゃいますか?
ええ、第一章の1年前、パイロット版のエピソードで晩餐のシーンです。小さなドレスを身に着けて、控室に行き、確かリチャード・マッデンだったと思うけれど、男の子の1人がレザーの衣装を着てラジエーターに寄りかかっていたため、後ろに大きな跡がついてしまってとても緊張していた様子を覚えているわ。私はセットに何時間もいて、ソフィーをめがけてパイを投げたの。そういうシーンがあったので、鳩肉のパイを投げなくてはならなかったのよ(笑)。

—その当時、どのようなことを期待されていたか覚えていらっしゃいますか?
どうなるかなんてさっぱり分からなかった。こんなにビッグになるなんて思ってもいなかったわ。そんなことが誰に分かっていたというの?最初のシーズンでは私がナイーブだったことに助けられたのは確かで、大いに楽しんだと思う。そして、作品がだんだん大きくなっていくのに伴い、プレッシャーもまた大きくなっていったけれど、当初はすべてが真新しかったわ。 

—ナイーブな少女から殺し屋へと、この作品においてここまで大きく変化していったキャラクターは他にはいないかと思いますが、そう思われますか?
もっとダークになっていくのだとずっと分かっていたけれど、12歳の私が考えるネガティブさというのは今ほどではなかった。成長していく過程で私の世界の理解度も深まっていったと思うし、アリアがより成長し、気性が激しくなる瞬間を上手く演じられるようになり、もっと幼い時に比べ、より忠実に演じることができるようになったと思うわ。

—ということは、成長し、キャラクターのようになっていったのですね?
それは確かね。アリアを通して私の人生、私自身の多くが投影されていると思うし、これまでのシーズンを振り返ってみると、13~14歳の頃に怒り、憤りを感じたものは、今、怒り、憤りを感じるものとは異なるの。当時の私の人生を思い出し、すべてが目の前に浮かんでくるわ。

—あのような形で自分が成長していく様子を見ることができる人はそうそういませんよね?
私達誰にとっても10年間というのは長いものだけれど、それが12~22歳にかけてのことだと大きな変化だし、しかもそれが世界中の人の目にさらされる。数多くの教訓を一風変わった形で与えてもらったのだと思う。自身の力で若い女性へと成長していったこのキャラクターと共に、私もまた成長できたのは光栄だわ。役者としてこういう役を演じることができるのは稀なので、私が成長していくに連れてアリアを主役級にしてくれた脚本家には感謝しているの。

—デヴィッド(・ベニオフ)とダン(D・B・ワイス)が撮影最終日に、全員に額縁に入った絵コンテを贈呈したということですが、あなたのはどのようなものだったのですか?
私のは最終章のネタバレになってしまうので、教えられないの(笑)。決定的瞬間で、観てもらえたらそれがどの瞬間であるか分かると思うわ。

—最終日が来なければ良いのにと思っていらっしゃいましたか?
私の最終日は主要な撮影の最終日で、第2班は別の撮影中だったけれど、ほとんどのクルーと共に最後の日を迎えた。それまで私は他の人の最終日を見てきたので、彼らの涙、スピーチなどを目の当たりにしてきたけれど、すべてが終わるまでずっと我慢していたの。最後の数日間、大掛かりでとても困難なシーンの撮影があったので、アリアを演じる上で自分の感情が邪魔になってはいけないと思っていた。終了を告げる掛け声の後、私は短いスピーチをして、自分のトレイラーに戻った。そしてアリアの衣装を脱ぎシャワーを浴び、泥や血糊を髪から拭った。とてもエモーショナルだったわ。

—最終章はお友達と一緒にご覧になるのですか?
そうすると思うわ。私のシェアメイトはこの作品の大ファンで、彼の兄(もしくは弟)と共に毎週観ていたの。でも私は本作が放送されている時は、仕事やその他の理由でほとんど家に帰れなかったので、今回は座って観る時間を設け、これまでの年月をお祝いすることができればと思っているわ。

—そして今後は将来に目を向けていかれるわけですね?
そう、もちろんよ。ここ数ヶ月間は、12歳の頃から今までで初めて契約がない状態で、自分が将来的に何を求めているのかについてじっくり考えることができ、とても興味深いものだった。自分の会社を立ち上げ、オフィスでチームを率いて仕事をしてきたのだけれど、それはチャレンジだったわ。

—ご自身のプロダクション会社なのですか?それはご自分でプロジェクトを開発していかれたいという思いからなのでしょうか?
そう、プロダクション会社であり、またアーティストのために作ったオンライン・プラットフォームでもあるのだけれど、4月か5月に設立するの。キャンペーンやロゴやブランドに至るまでのクリエイティブ面に携わっていて、とても上手くいっているわ。自分の直感を信じることができるように、自分に自信を持たなければならないのだと思う。役者として映画やTVシリーズを製作するのに様々な要素があるので、それらを共有し、導かれていくのだけれど、クリエイティブ面に携わることが恋しいと感じる。でも、これまで監督やファンに気に入ってもらえるようにとやってきたので、そういう面での自信を大いに失ったとも思う。だからここ数ヶ月間、自分が何を求めているのか、そしてそのペースについてよく考えるようになった。自分の本領を発揮できるように、そしてそうするために自信を持つように努めているわ。

—世界中の人々に愛される「ゲーム・オブ・スローンズ」がどのように完結するのかについて期待が高まっているわけですが、エンディングについてご自身ではどのようにお感じになりましたか?
選ばれたエンディングについてはとても満足しているわ。興味深いのは、与えられたエンディングというのは、自分のキャラクターのために自分がやらなければならないことであり、その終わり方を正当化しなければならず、自分の演技において正直でなければならないということなの。自分はどう終わってほしかったかという考えにとらわれてはならないと思う。脚本に書かれたことを台無しにしてしまうことになり、その良さを十分に発揮させられなくなるため、それに逆らったり、それに反する考えを持ったりしてはならない。だから、そのエンディングを受け入れなければならないの。変えたい、微調整したいと思うシーンはあるかもしれないけれど、それによって、物語の演じ方に大きく影響してしまうかもしれないからね。というわけで、(脚本を)読んで、受け入れて、率先して演じるというのが、私達誰もがやらなければならないプロセスだった。自分のキャラクターを完結させ、これを終了し、満足しなければならない。自分がそうしなければ、他の誰も満足するわけないからね。

—「ゲーム・オブ・スローンズ」はもちろんあなたのキャリアにおいてあまりにも大きな部分を占めるものですが、何年もずっとそこで培った友情、人との絆も重要だったのではないでしょうか?

それは確かね。

—そのような友情が今後も続いていくことを望んでいらっしゃいますか?
全くその通りね。この作品を通して築いた友情、この業界でストレスを感じたり、パニックに陥ったりした時に頼りにした人たちというのは、いつも決まってこの作品の人たちだった。そんな人達の中の誰かと、次に会って話すのをずっと楽しみにしているわ。象徴的な作品だったのと同時に、私の人生において象徴的な年月だったと思うし、彼らは私が成長していくのを見続け、私についてなんでも知っているの。彼らのことを友達と呼べるのは嬉しいことで、私達の間には「ゲーム・オブ・スローンズ」という共通のユニークな体験がある。以前、私達誰もが同じ立場だった。ソフィー(・ターナー/サンサ役)やレナ(・ヘディ/サーセイ・ラニスター役)、キット(・ハリントン/ジョン・スノウ役)、リチャード(・マッデン/ロブ・スターク役)、アルフィー(・アレン/シオン・グレイジョイ役)、ジョー(・デンプシー/ジェンドリー役)、ジェイコブ(・アンダーソン/グレイ・ワーム役)は皆とても仲がよく、お互いの人生においてある一定の期間を共にした。今ではお互いのことを知り過ぎているのよ(笑)!

 

—以前は「ゲーム・オブ・スローンズ」でまたお互い会えると分かっていらしたのに、今後は会う計画を立てないといけませんよね?
そう、そうするわ。それがどうなるか見守っていきたいと思う。でも私はいつでも会う気満々よ。(笑)

「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」

10月2日(水) ブルーレイ&DVD レンタル開始
12月4日(水)ブルーレイ&DVD 発売

■【初回限定生産】ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 ブルーレイ コンプリート・ボックス ¥11,818 +税
■【初回限定生産】ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 DVD コンプリート・ボックス ¥10,000 +税
■レンタル ブルーレイ&DVD Vol.1~5 ※Vol.1 のみ2話収録

「ゲーム・オブ・スローンズ」コンプリート・コレクション&コンプリート・シリーズ 12 月4日(水) ブルーレイ&DVD 発売


■【300 セット限定生産】特別仕様 豪華ボックス ゲーム・オブ・スローンズ<第一章~最終章> ブルーレイ コンプリート・コレクション ¥72,727+税


■【初回限定生産】ゲーム・オブ・スローンズ<第一章~最終章> ブルーレイ コンプリート・シリーズ ¥42,727+税
■【初回限定生産】ゲーム・オブ・スローンズ<第一章~最終章> DVD コンプリート・シリーズ ¥34,545+税

<ゲーム・オブ・スローンズ 公式サイト>
http://www.gameofthrones.jp 
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

Game of Thrones (c) 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved.
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Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.
※R-15:本作には、一部に15 歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています。

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