2019年2月17日(日)、高知県にて「高知龍馬マラソン2019」が開催されました。
景勝地を巡るコースや高知県ならではのおもてなしが話題となって年々参加者が増えている本大会。今年の大会に台湾在住Sally.asiaの海外特派員・詹(セン)さんが出場するため、Sally.asia編集部も応援部隊として現地に赴きました。フルマラソン初挑戦となる台湾男子センちゃんは、果たして無事に完走できたのでしょうか?
本題に入る前に「高知龍馬マラソン」の魅力についてふれておきましょう。
<コース!>
高知城にほど近い高知県庁をスタート、浦戸大橋や桂浜、仁淀川など、素晴らしい自然や名所を巡ります。マラソンを走りながら観光を楽しめるのです。
<食!>
コースでは、トマトやかつおめし、ゆずドリンクなど、高知の特産品が振舞われます。さらに、完走したランナーの中から抽選で「高知の特産品」が150名にプレゼントされます。
<人!>
コースでは、子どもから大人まで大勢の高知の皆さんが沿道で応援してくれます。励みになりますね。さらに鳴子踊りやブラスバンドがランナーを応援します。
晴天率も非常に高い本大会。今年も晴天に恵まれました。
マラソン参加の予定だったそうですが、残念ながら大会前に捻挫をしてしまったのだというゆるキャラさんと記念撮影。センさん、代わりに頑張ってください。
オープニングセレモニーの後、朝9:00、高知県庁前から一斉にランナーの皆さんがスタート!
スタート付近では、尾﨑正直高知県知事や今年のゲストランナー・間寛平さんが選手にエールを送ります。
約12,000人が参加しているこの大会、スタートも当然長蛇の列。最後のグループ(センちゃんもこのグループ)のスタートは号砲が鳴ってから10分以上経過していました。改めて大会の人気の高さがわかります。
ランナーのスタートを見送って、我々応援部隊は応援者用の無料シャトルバスに乗り込みます。
バスは、高知駅南口など主要箇所に停車しながらフィニッシュ会場の春野総合運動公園まで直接向かうバスと、高知県庁から桂浜方面を経由してフィニッシュ会場まで向かうバスが無料で10~30分間隔で運行されていて、応援する側にとっても、本当に便利です。
私たちは桂浜(約25km地点)で一旦ランナーを応援することに。
到着するやいなや先導車両が到着。速い!
この地点でトップグループは熾烈な争いでした。
この地点はとても日差しが強く、2月とは思えないほどの温かさ。応援していても少し暑さを感じるほどでした。
トップグループが通過して〇時間後くらいにようやくセンさん登場。「つかれたよ~」とは言っていますが、まだ元気そうです。
後日談ですが、センさんは折り返しを過ぎた地点で走るのをやめたくなったのだとか。そこに応援隊を見つけたのでやめずに済んだのだそうです。
応援する方はこの桂浜周辺で声援を送るとランナーが元気になるかもしれません。何せ中間点を過ぎてからは海辺の道が10km以上続くのですから。
センさんの無事を確認し、我々は桂浜付近からシャトルバスに乗ってフィニッシュ会場の春野総合運動公園に向かいます。
競技場の外には、美味しい食べ物や高知の特産品など、ランナーも応援側も楽しめるブースがたくさん並んでいます。県立高知農業高等学校の「しゃも鍋」や、県立高知海洋高等学校の「ツナ天」など、地元の学生がふるまっているグルメはなんと無料配布!
スタートから5時間以上、続々とランナーが競技場に入ってきます。フルマラソン完走したランナーの姿を見るのは、応援している側から見てもとても感動的で気持ちがいいものです。
余談ですが、大会中、我々は『応援NAVI』というアプリでセンさんの様子をチェックしていました。このアプリは、大会を選択して選手のゼッケンを登録しておくと、コースのどのあたりにいるかがわかるというもの。通過地点のタイムやそこから次の地点の予想タイムなども表示してくれます。世の中にはすごいアプリがあるものですね。
ということで、ゴールの様子と、センさんの様子を交互に見ていた我々は、競技場まであと少しのセンさんを応援するため、競技場前のコースに向かいます。
行ってみてビックリ。延々と続くなだらかな上り坂はかなりキツそうです。
シャトルバスでラクラクと運ばれてきた我々ですら結構な坂道を通ってきた感触でしたから、ランナーの皆さんにとってこの最後の坂はさぞかし大変だったのではないでしょうか。
この坂道を歩いてむかってきたセンさんを発見。
このあと、走って坂を上りきって競技場へ向かいました。
結果、見事に初マラソン初完走という結果に!
タイムやマラソンの感想は、本人が後日記事にしてしてくれると思いますが、とにかくよく頑張ってくれました!!
来年への決意表明もお楽しみに(笑)。おめでとう、センさん!!
★★ 高知龍馬マラソン2019 ★★
フルマラソン出走者 11,956人(過去最多)
完走者 11,208人
完走率 93.7%
公式HP https://ryoma-marathon.jp/
ランナーの皆さん、お疲れ様でした!
応援部隊として大会を見た印象ですが、仮装しているランナーや、お友達同士、ご夫婦同士で参加されているランナーが多く、途中コースから見える景色をスマホで撮影する方もいて、楽しそうに走っている方が多いように見受けられました。
また、頻繁に運行されている市内とフィニッシュ会場を結ぶ無料シャトルバスをはじめ、コース途中やフィニッシュ会場で無料グルメや、ランナーが受けられるマッサージ、地元の特産品を販売するブースなどの会場内の施設など、地元をあげてランナーや応援する人たちを歓迎してくれているような、高知県人のアツイおもてなしの心が伝わりました。
来年の開催は2020年2月16日(日)の予定。
初めてフルマラソンを走るという方の参加も多い「高知龍馬マラソン」。ご興味のある方は次回エントリーしてみてはいかがでしょうか?