新型コロナウイルスの影響で香港を出られなくなった冒険家、思いがけず香港滞在を満喫

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香港政府観光局より、新型コロナウイルス下でも注意をしながら香港滞在を満喫し、今の香港の様子を紹介している冒険家の情報が届いた。

 

 

飛行機を使わず世界を旅行するデンマーク出身の冒険家Thor Pendersenさんは、新型コロナウイルスの影響で100日以上香港に滞在しているという。Thorさんは、2013年10月10日に世界203か国を旅するプロジェクトをスタートし、すでに194か国を訪れていた。彼は今年2020年1月28日に香港へ到着し、当初は4日間のみ滞在する予定だったという。しかし新型コロナウイルスの影響により足止めされた結果、香港滞在日数は100日を超えた。

 

 

100日を超えるThorさんの香港の滞在の様子は、彼のブログやSNSにて公開されており、今世界中で香港へ旅行に行けない人々への貴重な情報発信源となっているようだ。

Thorさんのブログ「Once Upon a Saga」: http://www.onceuponasaga.dk/
Thorさんのインスタグラム:https://www.instagram.com/onceuponasaga/

 

香港政府観光局は、滞在が長引くThorさんにコンタクトをとり、香港の文化を感じられる市内観光プライベートツアーの WALK IN HONG KONG を楽しんでもらったという。ツアーでは、香港の地元の雰囲気を楽しめる深水埗(シャムスイポー)の街を訪れたり、香港の唯一の女性蛇使いが経営するお店で 蛇スープを飲んだりと、思いがけず香港の様々な体験を楽しんでもらったということだ。

 

 

なお、Thorさんは実はデンマークの赤十字親善大使も務めていて、地域の取り組みについて認知を拡大させるために活動を行っている各地の赤十字社を訪れることもプロジェクトの一環として取り組んでおり、今まで合計189か国にある 赤十字社を訪問している。

 

まだまだ日本では外出自粛が続く地域も多いが、あせらずThorさんのブログやSNSで海外の様子を満喫してみよう。

 

香港での新型コロナウイルスの状況 (5月18日現の情報) は、香港域内の新規感染者数は連続31日間2人以下となっており、新規感染者数が0人の日も多くなっている。そういった新型コロナウイルスの感染が抑えられていることを受け、香港政府は5月初旬より感染予防・拡大防止対策を一部緩和している。

 

香港における新型コロナウイルス感染予防・拡大防止対策の一部緩和措置は以下の通り。
■4月29日より中国本土、マカオ、台湾から入境する香港経済に貢献するビジネス関係者の検疫免除 (製造拠点運営、ビジネス活動、税務・会計・法務・コンサルティング等のプロフェッショナルサービスの提供目的の必要不可欠な出張に限る)。
■5月4日より公務員の在宅勤務を解除し、公共サービスも段階的に再開。
■5月8日より、5人以上での集まりの禁止を、9人以上に緩和。5月21日まで実施。
■5月8日より、レストランでの各テーブルの定員数を最大4名から8名に緩和。5月21日まで実施。
■5月8日より、バーとパブについては営業再開を認めるが、収容人数の半分とし各テーブル定員4名以下、ライブパフォーマンスやダンスの禁止などの条件を義務付け。
■5月8日より、ゲームセンター、フィットネスセンター、娯楽施設、麻雀店、美容院、マッサージ店は一定の防疫措置を前提に営業再開を認める。
■5月27日より段階的に学校を再開。

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