4人が本音を話すのは、いつも食事の席だった
『セックス・アンド・ザ・シティ』を観ると、ニューヨークへ行きたくなります。
素敵な靴を履いて街を歩き、夜は酒を飲み、週末には友人とブランチ。
実際に同じ暮らしをしようとしたら、靴代と外食費だけで大変なことになりそうですが(笑)、画面の中で楽しむ分にはとってもリーズナブル。
キャリー、ミランダ、シャーロット、サマンサの4人が定期的に集まり、それぞれの事件を報告する場所が、レストランのテーブルでした。
4人の友情を支えたのは、きれいな言葉だけではありません。
コーヒーを飲み、卵を食べ、ときには信じられないほど赤裸々な話をしながら、「それはない」「でも分かる」と言い合える時間です。
女友達と気楽に楽しく週末のブランチ。人生の中でも一瞬の時期かもしれない。

ブランチは、朝食と昼食の間だけではない
ブランチは、BreakfastとLunchを合わせた言葉です。しかし『SATC』の4人にとっては、単なる遅い朝食ではありません。
平日は仕事をし、夜はそれぞれの恋愛や社交に忙しい。だから休日の昼前に集まり、先週の出来事を持ち寄る。
朝食ほど慌ただしくなく、ディナーほど構えなくていい。アルコールを飲んでも飲まなくてもいい。卵料理でも、サラダでも、パンケーキでもいい。
ブランチには、結論を急がずに話せる余白があります。
大人になると、友人と会うためには予定を合わせ、店を予約し、移動時間を確保しなければなりません。それでも定期的に同じテーブルを囲むことが、関係をつないでくれる。
4人のブランチを観ていると、友情もまた、会って食べることで手入れされるものなのだと思います。
カップケーキも、ニューヨークの味になった
シリーズの食べ物で忘れられないのが、キャリーとミランダがマグノリア・ベーカリーの前で食べるカップケーキです。
小さなピンク色のお菓子を手に、キャリーがエイダンへの気持ちを話す。わずかな場面でしたが、店は世界中のファンが訪れる名所になりました。
料理は、長く映っていなくても街の記憶になります。
『SATC』ではニューヨークそのものが登場人物の一人だと言われますが、レストラン、カフェ、ベーカリーもまた、その人物の表情なのでしょう。
家で作る「頑張りすぎないブランチ」
休日のブランチは、豪華である必要はありません。
スクランブルエッグ、トースト、サラダ、コーヒー。余裕があれば、焼いたベーコンや果物を添える。甘いものが欲しい日は、市販のマフィンや小さなカップケーキを一つ。
ポイントは、朝食より少しだけゆっくり食べることです。

スマートフォンを見ながら急いで済ませるのではなく、好きな皿に盛り、ドラマを1話観る。友人と一緒なら、最近あったことを話す。
食養生の視点では、冷たいサラダと甘い菓子だけにせず、卵や温かいスープを加えると、休日の胃腸にもやさしい食事になります。
今日の結論
『セックス・アンド・ザ・シティ』のブランチがおいしそうなのは、料理が豪華だからではありません。
4人が、どんな失敗も笑い話に変えながら、人生の糧として、経験そのものをエンジョイして食べているからです。
人生が少し混乱していても、友人とお腹を満たし、食べることはできる。
観ること、食べること。そして、話すこと。
次の休日は少し遅く起きて、ニューヨーク流のブランチを楽しんでみるのもいいかも。