3月24日(土)より新宿シネマカリテほかにて公開となる「台湾より愛をこめて」の完成報告会見が12日台湾文化センターで行われ、出演者の大野拓朗、落合モトキ、岡本夏美、監督の三原慧悟が登壇した。
漫才師として成功することを夢見ていたがコンビを解散してしまった雄介(大野)と光一(落合)。5年前に出会った少女・リンと再会するために二人は再び台湾を訪れる。些細なことでケンカをしたり、夢を追う少女メイ(岡本夏美)と出会ったりしながら、20代半ばの男二人はもう一度人生を見つめ直す。
台湾3日間、東京1日というなかなかタイトなスケジュールで撮影されたこの作品。大野は台湾での撮影を「とにかく楽しかった。スタッフ含めみんなで旅行に行った感覚でした」と振り返っていた。
「蒸し暑くて・・・。とにかくしっとりしていました」と台湾の印象について独特に表現した落合。「男二人の60分の旅。気軽な気持ちで楽しんでいただけたら」と語った。
メイ役の岡本は、「台湾の皆さんがとても温かかった。正しい台湾語を現地の方に教えてもらったりしました」と話した。劇中では中国語のセリフ、歌を披露するなど新しい挑戦もしている。
本作が商業映画としては初監督となる三原は、Youtubeのオフィシャルチャンネルに約30万人の台湾人のフォロワーがいるという程の人気者。「映画を見てくださる皆さんが旅をしているような感覚で」制作に取り組んでいたと話す。
現地のファンに三原が囲まれて撮影が進まなかったという、三原の台湾での人気エピソードが明かされたり、劇中に登場する珠玉の一発ギャグを大野が披露するなど、会見は映画の雰囲気そのままの楽しい和やかなムードに包まれていた。
「しっかりしてるんだけど、番組の宣伝で60分の映画の内容を全部話してしまうチャーミングな一面もあります」と落合に暴露されてしまった大野は、この会見でも最後にちょっとネタバレ気味?だったが、「次に皆さんが旅行に行こうと思ったときに台湾が真っ先に浮かぶような楽しい映画になっていると思います。ご飯もおいしいのでぜひ台湾へ遊びにいってみて!」と立派に宣伝隊長として会見を締めくくった。
友達であり元相方という複雑な男二人の友情を、台湾を舞台にして描いたドキュメンタリータッチの青春ロードムービー、『台湾より愛をこめて』は3月24日(土)より新宿シネマカリテほかにて順次公開。
詳しい情報は、『台湾より愛をこめて』ホームページ(http://taiwan.united-ent.com/)をチェック!