夏休みも後半に入りましたね。ですが、香港の夏はまだ終わっていません。
香港ディズニーランドの「ピクサー・サマー・フェス」や、オーシャンパークのパンダの誕生日を祝うイベントは、2026年8月31日まで開催中。日本から約4~5時間で到着できる香港なら、これから思い立っても間に合います。
せっかく香港へ行くなら、テーマパークや街歩きだけでは少しもったいない。今回の旅では、点心や茶餐廳、夏に食べたい香港スイーツまで、香港の「食」を中心に楽しんでみませんか。
香港は、世界中の食が集まる美食都市
香港には、昔ながらの広東料理や庶民的な茶餐廳から、世界的に評価されるレストラン、独創的なカクテルを楽しめるバーまで、多彩な食文化が凝縮されています。
2026年版「アジアのベストレストラン50」では、香港の「The Chairman(大班樓)」が第1位、「Wing」が第2位を獲得。50位以内には「Neighborhood」「Estro」「Caprice」「Mono」も入り、香港はアジア屈指の美食都市として、改めて存在感を示しました。Asia’s 50 Best Restaurants 2026
もちろん、予約困難なレストランだけが香港の魅力ではありません。
蒸籠から立ち上る湯気、にぎやかな店内、テーブルいっぱいに並ぶ小皿料理。街角で味わう点心や焼味、麺料理にも、香港で長く育まれてきた食文化が息づいています。

暑い日に食べたい香港スイーツ「楊枝甘露」
夏の香港でぜひ味わいたいのが、「楊枝甘露(ヨンジーガムロ)」です。
1980年代の香港で誕生したといわれるスイーツで、マンゴーを中心に、柑橘類やココナッツミルク、粒状のサゴなどを合わせて作られます。
濃厚なマンゴーの甘さに、柑橘のほのかな酸味。そこへサゴのつるんとした食感が加わり、蒸し暑い香港でも軽やかに食べられます。
日本でも香港・台湾系のカフェやスイーツ店で見かけるようになりましたが、本場の空気のなかで食べる一杯は、やはり特別です。街歩きで火照った身体を休ませる、午後のおやつにしてみたいところです。

茶餐廳で味わう菠蘿包と香港式ミルクティー
香港の朝食や休憩時間に立ち寄りたいのが、「茶餐廳(チャーチャンテン)」です。
茶餐廳とは、香港式の喫茶店と大衆食堂が一緒になったような場所。麺料理やトースト、卵料理、ご飯もの、飲み物などを気軽に注文できます。
なかでも代表的なのが、「菠蘿包(ボーローバウ)」と呼ばれるパイナップルパンです。

名前にパイナップルと付いていますが、一般的にはパイナップルそのものが入っているわけではありません。表面の甘いクッキー生地が、パイナップルの皮のように見えることから、その名が付いたとされています。
焼きたての菠蘿包に厚切りのバターを挟んだものは「菠蘿油」。温かいパンと冷たいバター、甘さと塩気が一緒になり、濃いめの香港式ミルクティーによく合います。
朝ごはんにもおやつにもなり、少し疲れた時間に妙に恋しくなる組み合わせです。
夏の終わりに、食べるための香港へ
午前中は茶餐廳で菠蘿包とミルクティー。昼は蒸籠を囲んで点心を楽しみ、午後は楊枝甘露でひと休み。夜は広東料理やバーを訪ねる。
香港では、短い滞在のなかでも、朝から夜までまったく異なる食の表情に出会えます。
夏休みも残りわずかだからこそ、遠くへ長く旅するのではなく、近い香港で街歩きもイベントも食も楽しむ。そんな少し欲張りな旅が、夏の締めくくりにちょうどよさそうです。
情報提供:香港政府観光局