90年代ポップ・カルチャーの代名詞で社会現象まで引き起こした映画『トレインスポッティング』。その続編である『T2 トレインスポッティング』が4月8日(土)より全国公開となることはこれまでの記事でも伝えて来たとおり。主演のユアン・マクレガーをはじめ、監督のダニー・ボイル、脚本のジョン・ホッジとオリジナルのスタッフ&キャストが再集結し、本国イギリスで大ヒットスタートを飾り、これから公開を迎える日本をはじめ、各国でも再び“トレスポ”旋風を巻き起こしてほしいところだが、この度、本作の場面写真が公開されたので紹介しよう。
さて、みなさん、前作のラストを覚えていらっしゃるだろうか。もちろん、覚えているでしょうとも。仲間たちから大金を持ち逃げしてから20年が経ち、オランダから故郷スコットランド、エディンバラに突如として舞い戻ったマーク・レントン(ユアン・マクレガー)。そんな彼に裏切られたのが、007オタクで女たらしのシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)、アルコール中毒でケンカっぱやいベグビー(ロバート・カーライル)、そしてヘロイン中毒者でありながらもレントンと最も仲の良かったスパッド(ユエン・ブレムナー)の3人。
その中で最もレントンに恨みを抱いているであろう人物は、本作で服役中の受刑者となっているベグビーのようだ。前作のラストでレントンの裏切りを知り、ホテルの一室を破壊するほどの怒りを露にしたベグビー。そんな彼が前作の象徴的シーンにも登場した“トイレ”での鉢合わせする瞬間。べぐビーも年をとったようで、なんだか少し笑えるシーンになっている。
一方、パブを経営しながらも売春、ゆすりを稼業とする悪友シック・ボーイ。一緒にレントンが部屋の一室でドラッグでグッタリする“トレスポ”ならではのイメージ画像だ。
そんな2人に加え、スパッドを加えた3人でたたずむのは、前作にも登場した大自然の中にある“あの橋”の場面。かつて青春時代、「こんな国、クソったれだ!」とレントンが絶叫したシーンを真似した若者も少なくないだろう。そして、スパッドの腕には黄色い花が抱えられ、これがどんな意味を持つのか今から気になる場面写真となっている。
あれだけの大金を持ち逃げし、一体なぜレントンはわざわざ昔の仲間に会いに戻って来たのか――。しかも20年後に。
『T2 トレインスポッティング』は、4月8日(土)丸の内ピカデリーほかにてロードショー。
予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=TzfWRu12gE0