ヒストリーチャンネルの大人気番組『古代の宇宙人』の最新シーズンが、いよいよ7月16日(金)15時より日本初放送となります。その放送に先駆けて、本番組のメインナビゲーターのジョルジョ・ツォカロス氏にビデオインタビューでお話を伺いました。 番組最新情報から、ファン待望のディープな内容まで盛りだくさん!
前編は、新エピソードの見どころや古代の宇宙人最新情報についてお届けします。
――ファンが待ち望んでいた新シーズンが日本でも始まります。第一話では、「William Shatner Meets Ancient Aliens」ということで、SFドラマ『スター・トレック(邦題:宇宙大作戦)』でジェームズ・T・カークを演じたことでも知られるウィリアム・シャトナー氏が登場していますね。これまでのシーズンとはまた一味違ったアプローチの構成になっているようでとても楽しみです。
はい。このエピソードは、10年間に渡る『古代の宇宙人』の集大成と言っても良いでしょう。シャトナー氏は世界的にも知られている俳優ですが、彼は驚くべき指摘や観察眼を持っていて、鋭い視点で『古代の宇宙人』に切り込んできます。「私を納得させてくれ!」とね(笑)。私たち古代宇宙飛行士説を提唱しているメンバーがこれまでに番組でやってきた内容について、外部の専門家たちを交え、そして彼らを説得しながら「古代宇宙飛行士説」について話をしていきます。大きなテーブルでシャトナー氏を皆で取り囲んで議論を進めていくのですが、最終的に、私たちが彼を納得させることができたのかどうか、ぜひこの新エピソードを観て確かめてください!
シャトナー氏を迎えての収録現場は、とても素晴らしかったですよ。アメリカでは新シーズンが既に放送されていますが、視聴者の反応はとても高評価でした。ぜひ日本の皆さんにも楽しんでもらいたいです。
――最新シーズンの話題に加えて『古代の宇宙人』がいよいよ映画化されるという情報が日本にも入ってきています。もし現時点で話せることがあればぜひ伺いたいのですが…。
私たち番組スタッフ全員も大いに盛り上がっています!が、現時点では公に発表されていること以外は、どういった内容の映画になるのか…、私たち番組関係者にも詳しい情報はまだ入って来ていないんですよ。こちらはどうなるか楽しみに待ちたいと思います。
――本番組シリーズが、10年以上長きに渡って世界中の人々を魅了し続けている理由はどんなところにあるのでしょう。
この番組を始めた時に、私も含めて番組関係者誰一人として、10年後の今もオンエアされているとは、思っていませんでした。一つ確かに言えることがあるとすれば、この番組が、制作当初から今回の最新シーズンに至るまで、すべてのエピソードにおいて、常に深遠な疑問を視聴者に問いかけ続けている、ということだと思います。
“-我々はどこから来て、なぜここに存在し、そしてどこへ向かっているのか?-”
番組オープニングにあるように、最初の5シーズンでは、全てのエピソードにおいて、「彼らは何者なのか? その目的とは? 何を残したのか? そしてどこへ旅立ち、再び地球へと戻るのだろうか?」というこの問いかけを番組ショーランナーのケビン・バーンズ氏と一緒に掲げてやってきました。結果として、なぜこの番組がこれほど世界中で人気になったのか、結局のところは…私たちもわからないのです。…というのは、この番組の中で地球外生命体と接触し、「どうも、こんにちは!」と握手できていたらいいですが、でもその機会はまだ持てていませんし(笑)。また、“我々はどこから来て、なぜここに存在し、そしてどこへ向かっているのか?”という人類にとって共通の疑問は、 100年前の人々にとっても同じものだったでしょう。今はテレビという手法で、この疑問を世界中の視聴者と分かち合えるようになった、ということが、番組が長く視聴されたことに繋がっていると思います。
(番組エピソードで日本にも来日した時の写真)
――これまでにも世界中の遺跡を調査していらっしゃいますが、その中で、最も印象的で、古代宇宙飛行士説の可能性を感じた場所はどこでしたか?
なんと言ってもプマプンク遺跡(南米ボリビアにある古代遺跡群の一つ)ですね。プマプンクは非常に古く、そして大きな遺跡ですが、あの遺跡の建造物は、現在の考古学者が説明している内容とは一致しないのです。プマプンクにはとても大きな安山岩が加工されたキューブ型の石群があります。しかし、その当時の人類が持つ道具や技術では、この固い安山岩をカッティングすることは物理的に不可能なのです。現代の高度な技術でなければ、あのようなカッティングはできません。にもかかわらず、完璧なシェイピングで鋭くカットされ加工された巨大な安山岩がそこに存在している――。これはつまり、遠い過去の時代に、洗練された科学技術を持った“誰か”が、これらの石を作ったということなのだと思います。それは事実でしょう。プマプンクが古代遺跡として有名になり、聖地化され崇められていくようになったのは、時を経るごとに、そこで何かがあったのだと聞いたその時代の昔の人々がプマプンクを訪れて行ったからなのです。
あまり積極的に言いたいことではないのですが…、宗教や人間としての在り方に関する今日の私たちの全存在は、巨大な理解の誤りから始まったとも言えます。誰かがどこからかやってきて、色々教えてくれて助けてくれた。しかし私たちの祖先は「おー!誰かが空からやってきたから、彼らに祈りを捧げなければ!」と祈ったというんです。違いますよね?スペーストラベラーズや、例えば私たち人間のような姿をした何か物質的な者に対しては、人は祈りを捧げたりしないでしょう? 少なくとも私は祈らないですよ(笑)。
――新型コロナウイルスの世界的パンデミックが収束したら、どこへ行きたいですか?
まずはスイスにいる両親に会いに行きたいですね。もちろんオンライン上では話せていますが、この18ヶ月の間、直接会えていませんから、まずはいち早く飛行機に乗って、両親に会いに行きたいです。
そして、本当に世界中のパンデミックがおさまったら、カンボジアのアンコールワット遺跡に行ってみたいと思っています。次の取材の候補地は、アンコールワットがいいのではないかなと、私たちのリストに入っているんですよ。
【後編へ続く】 後半は、「ジョルジョ氏に直接聞いてみた!アカシックレコードとは一体どんなものなのか!?」についてお伝えします! インタビュー後編はこちらからどうぞ。
『古代の宇宙人』 シーズン12
待望の『古代の宇宙人』新シーズン上陸!ウィリアム・シャトナーと夢の共演2時間特番は必見!
7月16日(金)15:00 スタート
(月)~(金)15:00、22:00、25:00 他
https://jp.history.com/rec/ancient_alien_s12/
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