西安Part3~兵馬俑

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西安市から北東におよそ30kmのところに世界遺産・兵馬俑坑がある。始皇帝の近衛軍団として約2千年もの間、地下で眠り続けていたという事実…中国の長い歴史における驚くべき大発見の一つだ。

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1日およそ10万人が訪れるというこの兵馬俑坑がある博物館。とにかく敷地が広いことに驚く。

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まずは、駐車場から入口目指して歩く歩く! オンシーズンは、ディズニーランドみたいに並ぶのだろうか…。

↓こちらが入場チケット。門をくぐって、いよいよ兵馬俑と対面…と思って緊張していると、

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あれ、きれいな庭。。。桜、梅、桃、なんか一気に桃源郷。こういうところ好きです。

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なんと、門をくぐった後は、そこからさらに移動。歩くと20分くらいだという。今回はこの車に乗せて頂いた。意外と結構なスピードでぐんぐん進んで行くので、写真もちょっとブレている。立派な松林。

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そしてついに来た!

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いよいよです!

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どーん。。。広い。

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驚きの広さ。驚きの兵馬俑。ついに実物を見ることができた。これ、ちょっと圧巻すぎますね。もしテレビとかで観たことあったとしても、生の初見は「おおっ」って思うと思う。

兵馬俑の大きさは、172㎝~181㎝、体重は50kg~150kgとのことで、当時の実際の人よりも、大きめに作られたと言われている。そして、良く見ると、その顔だちや表情などは一人ずつ全て違う!

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坑を覆う巨大な建物は、ドイツの支援によって建てられたものだという。40年以上前の発見当初、まだ経済発展前の中国ではそこまでの財力が無かったからだ。今となってみれば、「そんな~、あっという間に建てられるんじゃないっすか?」と思ってしまうが、これもまた歴史の実話だ。

一番先頭はこのようになっている。

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ちなみにこの下に降りたことがあるのは、元アメリカ大統領のクリントン氏、元フランス大統領のシラク氏、そして、みんな大好きなアクションスター、ジャッキー・チェン!の3人だそうだ。

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現在もロシア、ドイツ、日本など、発掘の支援を行っているが、発掘、修復には1体あたり2年間もかかるという。掘り出してしまうと、長い間地下に眠っていた兵馬俑の着色が、外気にさらされたちまちなくなってしまう。この劣化を防ぐために今もなお研究が続いている。

昔、私の父が訪れた時(20年ほど前)には、写真撮影がNGとされていたとのことだが、今はほとんどの場所で撮影が許可されている。父にこの写真を送ったら、「お前大丈夫なのかこれ!」と大いに心配された。

続いて、2号坑、3号坑へと歩みを進める。発掘後まだ修復前の状態。

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修復が進むとこのようになっていくようだ。

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弓兵。弓を構えている姿。高さ1.2mのもの。とにかく大混雑。

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馬を引く騎兵俑。「どことなくうちの兄貴に似てるな…」そんなことを思ったりする。東アジア圏の像は、西洋の物と違って親近感度合が半端ない。本当に、あ、同じ人間だなあっていう感じ。人種で偏見持つなとは思うけど、これは遺伝子上仕方ないのか。

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個人的な感想だが、どの復元を見ても、馬がすごく良くできていて、とてもリアル。馬の存在も、人間同様に、大切で大きかったんだろうな、とあらためて感じる。

とても充実した気持ちで博物館を後にする。外に出ると・・・

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兵馬俑の発見者:楊志発さん
1974年、自宅の庭畑で井戸を掘っていたら、偶然見つけてしまった…。そう、兵馬俑坑を発見した方だ。発見した当時は本当に普通の農家の方だったということだが、井戸掘り作業によって、兵馬俑を掘り当て、一躍有名となった。

 

秦始皇兵馬俑博物館の敷地は広い。実に広いぞ。帰りはカートはないので、ルートに沿って徒歩で出口へ。その途中、いろんなものに遭遇する。

遭遇その一。「おー、ミニオン! って、アレ?なんかこれおこられるパターンのやつじゃないか?」と一瞬思ったりもしたが、これもご愛嬌。

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遭遇その二。中国一画数の多い漢字。「ビャン(ビィアン)」と読む。手打ちの麺。「食っていかねーかーい?(推測です)」と観光客にアピールしながら麺打ちする職人さん。

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最後は、秦始皇帝陵。兵馬俑坑から1.5㎞ほど離れたところに、始皇帝が眠っているとされる丘陵がある。写真右奥のこんもりした丘がそうだ。

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あの兵馬俑坑を見たら、「始皇帝ってどんだけ権力者だったのだろう…」と思わずにはいられない。

その当時、その名を知らぬ人はいないほどの大物であり、中国統一を初めて成し遂げたのだから、世界史上に大きな影響を与えた人物であることには間違いない。

 

ウルムチPart1~新疆ウイグル自治区大都市ウルムチへ続く。

特集:ニューシルクロードの旅路へ

秦始皇帝陵博物院公式サイト
http://www.bmy.com.cn/

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