西安Part2~新開発の新しい街・西安

特集

西安の南側は新しい開発が進んでおり、ホテル、高級住宅地、オフィス、マンション、公園などなど、その広さ、大きさに、圧倒されてしまう。今の日本では考えられない規模の都市づくりがあたかも普通に行われていて、ただただ、口を空けてその開発力に恐れ入るばかり。

さて、大雁塔(西安Part1はこちら)から今回の西安での宿泊先である「ウィンダムグランド西安レジデンス(西安豪享来温德姆至尊酒店)」へは歩いて帰れる距離だ。

■大雁塔からの雁塔南路

dsc_0206

大雁塔を背にし、てくてくまっすぐ雁塔南路を南下。雁塔南路の中央には、巨大な像、噴水、石碑がこれでもかというくらい建造されていて、しかも夜は見事にライトアップされている。

dsc_0223

dsc_0235

道なのに、公園のようだ。そうか、公園になっている道なんだな、うん。さすが観光都市西安。雁塔南路の端は、ショッピングセンターや劇場などが立ち並び、モノレールも通っており、もう充分商業施設は整っているようだが、まだまだ新規開発で新しいビルや施設も建つという。

この日は小雨混じりの天気だったが、ホテルまで歩こうという話になったのは、西安での食事の美味しさ、イコール、食べ過ぎてしまった私達の胃腸と身体のためである。

 

■「天龍宝厳素食館」での精進料理

京都の天龍寺に訪れたことがある人は、この絵を良くご存じの方も多いだろう。

dsc_0171

こちらでは、実に見事な精進料理が頂ける。

もちろん精進料理なので、肉や魚は使わずに、野菜、キノコ類、穀物などのみで、全てこのアーティスティックな美しい見た目に仕上がっている。感動的だ。

↓一見、魚の煮物のようだが…?

dsc_0180

↓こちらもチャーシュー?・・・ではないんです。

dsc_0184

↓練りものが本物の海鮮に見えてしまいます。

dsc_0191

ヘルシーで、本当にどれもこれも美味しい。

西安に来てから美味しいものを朝、昼、晩と立て続けに食している私達一団には、こうして夜の散策がとても重要かつ意義のあるものになったのだった。

 

■西安の宿「ウィンダムグランド西安レジデンス」

ウィンダムグランド西安レジデンス(西安豪享来温德姆至尊酒店:Wyndham Grand Xian Residence)は、ものすごく大きなホテルだった。写真も駐車場に出ても玄関正面からだと全部入りきらない。

dsc_0237

そしてこちらが今回宿泊させてもらった部屋だが、まあ一人には広い。。基本的に私が個人旅行する時っていつもめっちゃ格安タイプの宿ばかり探す癖があるので、こういうホテルに泊まるのが本当に慣れていません(笑)。

dsc_0067

dsc_0072

奥に黒いスーツケースが置いてあるが、20Kg用の結構大きいタイプのものであるにも関わらず、このちょこんとした感じに映るあたり、あらためて部屋の広さをおわかり頂けるだろう。天井も高い。

洗面台、クロークも広々としている。ウォーキングクローゼットになってるけど・・・いや、そんな衣装持って来てないしな~・・・。

dsc_0070

img_7103

エレベーターから部屋までの廊下。長い。

dsc_0074

後でわかったのだが、3月のシーズン、こちらのホテルはなんと1部屋1泊1万円台前半で宿泊可能だ。
朝食はブッフェスタイルで、中国料理(粥、麺なども種類豊富)、西洋風(デニッシュ、卵、ベーコン料理)、フルーツ類が盛りだくさんで、大変豪華なものだった。日本で暮らす私達には信じがたい夢のような滞在プランだが、本当の話。
ホテルのすぐ外は、高級住宅地エリア。静かで治安も良さそうで、「こんな街に暮らしてみたい」という気持ちにさせられる。

dsc_0078

dsc_0080

 

■曲江池遗址公园

dsc_0266

楊貴妃もかつてここで花見の宴をしていたと言われている曲江池。ダムの役割も果たし、長安の発展を支えた。唐の時代もさまざまな有名歌人、偉人たちが集う観光地だったという。

dsc_0265

dsc_0263

その後は時の流れの中に埋もれるも、今は見事に甦っている。現代の曲江池エリアは、高級住宅街に暮らす人々の憩いとなる素晴らしい環境の公園となっていた。ちなみに、このあたりの住宅1軒の相場は、4億円くらいだそう。マンション1部屋だったら4千万くらいとのこと。うーん、毎日ここをジョギングできたらもう最高だろうな…、と西安への憧れが消えない。

dsc_0267

 

西安Part3~兵馬俑へ続く

特集:ニューシルクロードの旅路へ

関連記事

特集記事

TOP