やはり香港映画はいい!『シェッド・スキン・パパ』で、フランシス・ン、ルイス・クー、香港映画スター揃って来日。【レポート】

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現在開催中の東京国際映画祭。先週の開幕時、ひと際華やかさを放っていたのが、ロイ・シートウ監督の映画『シェッド・スキン・パパ』だ。

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香港映画界で長年活躍を続ける実力派のフランシス・ン、そして現代香港映画で圧倒的人気スターであるルイス・クーがW主演で父子を演じるという、それだけ聞いても香港映画ファンにとっては観ずにはいられないような作品だろう。

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本作は、ロイ・シートウ監督自身が同名舞台劇にて手掛けた経験のある作品で、今回はその映画化となる。佃典彦の舞台劇「ぬけがら」が原作となっている。

10月26日に行われた来日記者会見&Q&Aでは両会場とも満員御礼となり、とにかくものすごい熱気。

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親子共演で、息子のファインマン君を連れて登壇したフランシスはとっても素敵なパパといった印象。「映画をあらためて観て、感動しました。撮影当時は本当に大変でしたけれど、現場でも、映画の中でも父親の役を果たせたんじゃないかなと思います」と、非常に満足の様子。

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一方息子のファインマン君は、意識的にかそうでないかは定かではないが、とにかくやんちゃでいたずらっ子な振る舞いがお得意のよう。監督やフランシスが話している間じゅう、ちょっかいを出しては、行き過ぎるとフランシスに抱きかかえられ、何とも微笑ましい限りだった。

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ルイス・クーの登場には会場の歓声がMAXに。どの角度から観ても“スター”の佇まいで観客を圧倒。本作について聞かれると、「撮影にあたって、実はフランシスが家にやってきたんですよ。僕の父と一緒に食事したり、いろいろ語り合ったことがあったんです。そんな二人の姿を見ているうちに、フランシスは僕の父親に似てきたなと思いましたね」とのコメントもあった。

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また、本作で共演している女優のジェシー・リーとジャッキー・チョイは「二人ともスターオーラがあって、そして誠実な方です。休憩時間にはユーモラスさで、現場のみんなをなごませてくれたりと、完璧でした。」と二人を絶賛していた。

愛に溢れた心があたまる映画を『シェッド・スキン・パパ』を撮ってくれたロイ・シートウ監督のロング・インタビューは別途掲載予定なので、こちらもお楽しみに。


『シェッド・スキン・パパ』
ロイ・シートウ(監督/脚本)、フランシス・ン(俳優)、ルイス・クー(俳優)、ジェシー・リー(女優)、ジャッキー・チョイ(女優)
佃典彥(原作/脚本)
(c)2016 TIFF

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