中華圏が誇る大スターとして、またプロデューサーとしても活躍しているアンディ・ラウのアクション巨編『SHOCK WAVEショック ウェイブ 爆弾処理班』の今夏日本公開が決定した。
香港警察の爆弾物処理局(EOD)の指揮官であるチョン(アンディ・ラウ)は、爆弾を使ったテロを行うホン(チアン・ウー)ら犯罪者組織の逮捕を、自らがおとり捜査することで壊滅させようとしたが、ホンを逃がしてしまう。7年後、香港に再びホンたちが現れ、トンネルを占拠して香港市民を人質に取り、爆弾を仕掛ける。それはチョンに対する復讐と、莫大な身代金を突きつけた計画だった。チョンはタイムリミットまでに人質を救出し、ハンを捕えることができるのか。
本作は、2017年4月に中国ほかアジア各国で公開、中国では興行収入4億元(日本円で約60億円)の大ヒットを記録。香港では2017年度香港映画興行収入第2位、またマレーシアやシンガポール等、各国で大ヒットとなった作品。
今年4月16日に行われた香港のアカデミー賞と称される第37回香港電影金像奨では、7部門(作品、監督、主演男優、助演男優、編集、音響効果、視覚効果)にノミネートされ、フィリップ・キョンが最優秀助演男優賞を初受賞、アクション映画の受賞が難しいなかで高い評価を受けた。
主演と本作品のプロデューサーは、『インファナル・アフェア』シリーズ、『名探偵ゴッド・アイ』、『グレートウォール』のアンディ・ラウ。中国の名優でプロデューサーのチアン・ウェンの実弟である、『罪の手ざわり』、『モンスター・ハント』のチアン・ウーが無慈悲で残忍な犯罪テロリスト集団のボスを熱演。そのほか、『激戦ハート・オブ・ファイト』のフィリップ・キョン、『レッドクリフ』のソン・ジア、「最高の元カレ」のロン・ン、『奪命金』のフェリックス・ウォン、『ブラッド・ウェポン逆戦』のリウ・カイチーが脇を固める。
監督・撮影・脚本は『イップマン 最終章』のハーマン・ヤウが手掛け、アクション指導は『マトリックス リローデッド』『スパイダーマン2』等を手掛け、香港のみならずハリウッドでも活躍するディオン・ラムが担当。
昨年10月に東京・中国映画週間で『ショック・ウェーブ』の題名で上映された際、北京語音声の吹き替えによる中国公開版だったため、広東語バージョンで見たいという要望に応え、今回日本公開版に関しては、オリジナル広東語バージョンで公開される。『SHOCK WAVEショック ウェイブ 爆弾処理班』は、8月18日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー。