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コロナの影響でコスプレイヤーたちの現状は?日本のコスプレイヤーHikariさんへインタビュー!

Sally編集部・台湾出身アヤネです。日本のアニメやコスプレが大好きな私が、以前からあこがれていたコスプレイヤーHikariさんにお話を伺ってから、あっという間に1年が経ちました。

 

バックパッカーで40ヶ国以上を旅したこともあるほど海外が好きで、2ヶ月に一度は海外に出向きコスプレイベントにゲストとして参加しているHikariさんですが、この1年間どう過ごされていたのか、新型コロナウイルス感染症の影響でHikariさんご自身や海外のコスプレイヤーの方々がどんな影響を受けているのか、最近の生活やお気に入りの作品について伺いました。

 

★関連記事★

①バックパッカーで40ヶ国以上を旅した!日本のコスプレイヤーHikariさんへ直撃インタビュー!(前編)

②バックパッカーで40ヶ国以上を旅した!日本のコスプレイヤーHikariさんへ直撃インタビュー!(後編)

 

 

Hikariさんは、去年7月、コスプレイベントのゲストとしてマレーシアに行った際に、悲しい事件に遭いました。主催者側のVISAの不手際の問題で、入国管理局に身柄を拘束され、運悪く監獄に入れられてしまったのです。欧米最大のサブカル系ニュースサイトであるAnime News Networkに拘束されるまでの経緯や牢屋の様子など、事件の詳細が書かれました。(Anime News Network: Locked Up for Dress Up: Cosplayers Recount Harrowing Week in Malaysian Prison

 

――マレーシアのイベントの事件がきっかけで、海外でコスプレイヤーとして活動することについて心境の変化はありましたか?

「Anime News Network」に掲載された記事を読んでくださってありがとうございます。私は元々、コスプレのイベントでなくても海外に何度も訪れていましたし、海外の人が大好きでした。でもこのとてもショックな事件に遭ってしまいました。今回のことで「イベントの主催者の人に全部任せないで、自分でちゃんと調べなければならない」と思いました。

「Anime News Network」は規模も大きくしっかりした媒体なので、記事の中立性を保つため、私だけではなく主催者や大使館にも取材してくださいました。記事が掲載された後、実際に私たちを助けてくださったマレーシアの日本大使館の代表の方からメールをいただきました。そしたら、そのメールにも「主催者がビザを取らなかったことが一番の原因です」と書いてあって、「やっぱりそうか」と。主催者の方を全面的に信用して頼りすぎずに、自分でもあらかじめ調べておかなければいけないんだと改めて思いました。海外の人は大好きだし、海外でコスプレをすることはやめないと思いますが、コスプレのゲストとして行くからといって、主催者の人が全てやってくれていて安全だと思ってはいけない、もっと注意しようと思いました。

 

――Anime News Networkで事件について掲載されたことにより、海外のコスプレイヤーさんからはどんな反応がありましたか?

元々このことを記事にした理由が、海外のイベントに行った時に、ヨーロッパの友達にこの話をしたら、みんな「ひどいね!」ってとてもショックを受けていたので、「それならみんなに伝えよう!」と思ったことが発端です。読んでいて泣いてしまったって言っていた友達もいました。マレーシアの主催の人は、「全部大丈夫。僕たちが頑張って解決しました。」というようなことを言っていましたが、実際にどれだけ牢屋の中がひどかったのか、どれだけひどい扱いをされたのか、ということは、主催者の人は全く明かしていなかったので、それを記事の形で伝えたことで、みんな本当にショックを受けたようでした。

私も本当にショックだったので、記事を読んだ皆さんが心配してくれたことが、私の心の傷の癒しにもなりました。

 

 

――Hikariさんは、日本や世界のコスプレイヤーさんたちとはコンタクトをとっていますか?みなさんどのように過ごしていますか?

私の友達で、ゲストとして海外に頻繁に行っているようなコスプレイヤーさんは、みんなイベントのゲストがなくなってしまったので、家にこもっています。

 

――みなさんどのように過ごしていますか?

一部の人は、YouTuberのようにネットで動画の配信とかやったりしています。私もやりたいと思ってはいるんですが、ちょっと準備に時間がかかっていて・・

あとは、普通にゲームをしたり、アニメを観たりしていますね。みんな家にいるから、動画やろう!と言っている人も結構いますね。

 

――動画のテーマは何が多いですか?

私が知っている人だと、衣装の作り方を動画にアップしていたりしますね。私の友達はヨーロッパの人たちが多いんですが、彼らは自己主張がはっきりしているので、どちらかというとコスプレやアニメに関係なく、自分のことを話したりしていますね。

日本の友達は、宅コス(=家でコスプレをすること)をしている人も結構います。海外のコスプレイヤーさんでも宅コスしている人もいますよ。日本のコスプレイヤーさんはTwitterで発信している人が多いようですが、海外ではInstagramやYouTubeで発信される人が多いように思います。

 

 

――Hikariさんの生活は、コロナの影響でどう変わりましたか?

今までは海外のイベントに行くための準備や、雑誌の記事を書いたりすることで忙しかったので、自分のことを考えたり、ゆっくりする時間がなかったんです。今は、自分のために使う時間が増えたので、散歩したり、読書したり、最近はアプリゲームを始めました。発信することや出かける事以外で、自分自身のための時間が楽しめるようになりました。

 

――なるほど。今遊んでいるアプリゲームは何ですか?

「A3!」です。毎日、朝から晩までやっているくらい(笑)。すごく楽しいんです。「A3!」の英語版アプリが6か月前にリリースされたんですが、海外の友達も英語版のアプリをやっているって言っていました。「A3!」が知られていて嬉しいですね。

 

 

――「A3!」の中で一番好きなキャラクターは?

わたしは至くんが好きです。至くんのカードを集めるために毎日やっています。ずっとゲームをやって、至さんのウィッグも作っています。今はコロナの影響で合わせができないのは残念ですが、一人で宅コスします。

スタジオとかロケとかの予定がありましたけど、全部キャンセルになってしまって外に出られないので、家で撮影しようと思っています。動画を始めようと思っていたので撮影用のライトを買いました。ライトがあればきれいに撮れるので、たくさん宅コスもできますね!

 

――最近はどんなアニメや漫画を見ていますか?最近好きな作品や注目している作品があれば教えてください。

好きなのは「A3!」と「ヒプノシスマイク」です。「ヒプノシスマイク」は海外でも知られていて、イスラエルでは一二三のコスプレをして、イスラエルのコスプレイヤーさん達と合わせをしました。インドネシアでは、10年前からのインドネシア人の友達が独歩をやって、独歩と一二三の合わせをしたんです。

「あんさんぶるスターズ!」も大好きなんですが、マレーシアで拘束された時、「あんさんぶるスターズ!」の瀬名泉の格好で牢屋に入れられてしまって・・それは私にとってショックだったので、また見たくなるまでは、もう少し時間が必要ですね。大好きな作品なのでまた戻ると思うんですが、ちょっと今はお休み中です。

 

――今後挑戦したいコスプレのキャラクターがいたら教えてください。

「A3!」の至さんと、「ヒプノシスマイク」は一二三の他に乱数ちゃんがかわいくて大好きなので乱数ちゃんをやってみたいですね。あとは昔の作品をもう一回やってみたいです。例えば、エヴァンゲリオンのカヲルくんとか。ずっと好きだったけど、ずっとやらなかった昔の作品をやってみたいです。「A3!」の至さんのウィッグが難しくて。今までたくさんのウィッグを作ってきましたけど、至さんは本当に難しい。たぶん私今まで作った中でベスト5くらい難しいです。

マレーシアの一件やコロナの影響で、気持ちがとても落ち込んでいましたが、「A3!」のおかげで元気が出てきたので、「A3!」のコスプレでまたインターネットに戻りたいと思っています。SNSもずっと更新していなくて、写真をアップする元気がなかったんですが、やっと最近元気が出てきました。

 

 

――SNSを更新されていないので心配しましたが、今年から少しずつお写真を見ることができて嬉しいです。

ありがとうございます。

インターネットで写真をアップすると、その時はすごく覚えていてくれても、そのうち忘れてしまう人とか、疎遠になってしまう人もいっぱいいますが、一方で、10年経ってもずっと繋がっている人もいる。インターネットはみんなすごい速さで色んな人の作品がアップされていくので、更新しなくなったら忘れられてしまうかも・・って思うこともあるけれど、ちゃんと覚えていてくれて、10年前から変わらずにコメントをくれる人もいる。それなら自分のペースで、覚えてくれている人を大事にして、作品を作ろうと最近は思っています。

私の作品に目を留めて下さって、私を覚えてくださる皆さんには、本当に感謝です!

 

――そういえば、最近YouTubeでコスプレ情報の動画を拝見しました。

海外の友達が日本に来てくれるのがすごく嬉しいんです。だから、来てくれるとコスプレ用品の店やフィギュアの店を案内したりしているんですが、そういう日本でのアニメグッズやコスプレグッズに関する質問も結構増えてきて。動画なら、色々な方に日本で何をどこで買ったらいいか知ってもらえると思って、動画にアップするようにしました。

コスプレをするとき、アジアの人たちはメイクに力を入れますが、ヨーロッパの人たちは顔立ちがはっきりしているからメイク道具が欲しいわけではない。カラーコンタクトも日本で販売されているものはアジア人向けなので、ヨーロッパ人に合うわけではない、とか。

みんな好きな分野が違うので、興味のある部分が全部違うんです。洋服を作るのが好きな友達からはお洋服の材料のことをいっぱい聞かれますし、なかには、日本語の同人誌を訳してっていう人もいる(笑)。「ヒプノシスマイク」の好きな友達に「ヒプノシスマイク」の同人誌をプレゼントしたとき、とても喜んでくれたんですが、日本語があまりわからないから、翻訳してって言われて・・ちょっとエッチなところも翻訳して、朗読して聞かせてあげたりもしたんですよ(笑)。彼女は、違う日に別の友達を呼んできたので、皆の前でまた朗読したりして(笑)。

 

――・・スゴイ朗読会になりましたね。

ハイ・・すごく恥ずかしかったけど、楽しかったです!

 

――では、最後に全世界のコスプレイヤーにメッセージをお願いします!

今年は海外に行けなくなって、会えなくなった人もたくさんいるのですごく悲しいです。でも、やっぱり海外の人たちと会ったり、仲良くなったり、コスプレを通してみんなと繋がることが本当に大好きなので、コロナウイルスの感染が収束して落ち着いたら、またぜひ海外に戻って、色々な人たちと出会って仲良くなりたいと思っています。皆さんとインターネットだけじゃなく実際に会えることをすごく楽しみにしています。

 

コスプレ姿のHikariさんが英語で海外向けに日本のコスプレ情報を発信しています。例えば、おすすめのコスプレウィッグショップや、おすすめカラコンリストなど、これで海外の皆さんが日本でウィッグを買いたい時も困りません!

 

(日本のおすすめコスプレウィッグショップ)

 

(日本のおすすめカラコンリスト)

 

マレーシアでの一件を伺っていいか悩みながらお話を伺いましたが、「コロナウイルス感染症が収束したらまた海外に行きたい」という前向きなメッセージや、海外のコスプレイヤーのために編集されている動画、コスプレやアニメへの変わらぬ愛情あるお話にとても感動しました。

新型コロナウイルス感染症の影響で直接お会いすることは叶わず、ネット電話でのインタビューとなりましたが、落ち着いたらまたお会いできることを楽しみにしています!

 

Atsuko Sakai -Hikari Green-
(金融女子コスプレイヤーから見た「世界」)
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