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  • Dec 08, 2018

『町山智浩のVIDEO SHOP UFO in 東京コミコン』、町山店長が幻のカルト映画の魅力を徹底解剖!

洋画専門チャンネル、ザ・シネマがお届けするオリジナル番組「町山智浩のVIDEO SHOP UFO」の公開収録が12月1日、幕張メッセで開催された「東京コミコン2018」コミコンステージで行われ、大勢の観客が詰めかけた。


 

ビデオショップ店長に扮した映画評論家・町山智浩が、「今の時代、忘れられかけてしまっている、またはソフトでの鑑賞も困難になってしまっている、しかし大変素晴らしい映画」という条件で作品を厳選、その映画を自ら解説するという本番組。

今回町山が紹介した幻のカルト映画『ミュータント・フリークス』は、元国民的子役だったリッキーたちが、見世物小屋の興行師に監禁されてしまうさまを描き出すブラック・コメディー。「ビルとテッド」シリーズで、キアヌ・リーヴスと共演したアレックス・ウィンターが、トム・スターンとともに共同監督を務めている。この映画のレアさについて町山は「この映画は1993年に作られたんですが、アメリカではNYとロスでひっそりと劇場公開されて、その後は封印されてしまい、劇場公開はされていません。その頃、日本では松竹富士という配給会社が公開しようとして、『東京国際ファンタスティック映画祭』などで上映されましたが、それっきりです。それ以降、少なくとも日本ではDVDになりませんでした。」



© 1993 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.


本作はハリウッドの大手映画会社20世紀フォックスが制作。キアヌ・リーヴス、ブルック・シールズというトップスターをはじめ、特殊メイクにスクリーミング・マッド・ジョージ、ストップ・モーション・アニメーション界の巨匠デヴィッド・アレンなどそうそうたるスタッフ、キャストが参加した。それにもかかわらず、封印されてしまった。「実は観てみると非常に楽しくてバカバカしい映画なんですね。まずとんでもないのが、キアヌが最初から最後までずっと画面に出ているのに、どこに出てるか分からないということ。そして美人女優だったブルック・シールズがとんでもない役をやっているということ。映画が会社が期待する売りを全部破壊するというとんでもない内容だったんです。超大物たちが集まってものすごくバカな映画を作った」という説明に会場も興味津々。

だがそれが逆に話題となり、その後は知る人ぞ知る映画としてカルト化していった。この日の客席にも、キアヌ・リーヴスふんするドッグボーイのコスプレをしたファンの姿もあり、本作がファンに愛されている様子がうかがい知れた。「このようにフィギュアも発売されるほどの人気を集めたんですが、(関係者は)誰もこの映画のことを大切にしなかったため、フィルムが紛失してしまったんです。でも最近になってどこかでプリントが発見されたのでDVDが発売されることになったというわけです」とその経緯を解説する。
 

「この映画を今、見直してみると実に後生の映画に影響を与えているなということが分かると思うんです」と続けると、「例えばロブ・ゾンビの『マーダー・ライド・ショー』なんて、この映画とコンセプトが一緒ですよね。それから、この映画に出てくる、ひげを生やした女性は『誰が何と言おうが、これがわたしだから』と言うんです。最近も、ひげを生やしたレディーが『This is me』と歌う映画が大ヒットしましたよね。おそらくこの映画が、”あの大ヒット作”にも影響を与えているんだと思うんです。いい時代になりましたね」と笑ってみせた。


公開収録終了後は、会場内の「スカパー!」ブースに場所を移して、ミニトークショーを実施し、今後の放送予定作品を先取り解説した。こちらも多くの観客が詰めかけ、その解説に熱心に耳を傾けていたが、そんな観客に向けて「最近はネタばれということで、映画の後半部分の解説ができないんですよ。でも映画を観た後の解説というのは重要なんです。昔はテレビの映画劇場の解説はたくさんあったんですが、最近はなくなって
しまった。だからこの番組でやってみようと思いました。観た後に、今のあれは何なのというところを解説したいと思います」とその重要性を語りかけた。
 

『町山智浩のVIDEO SHOP UFO』本編前の解説はザ・シネマ公式YouTubeチャンネルで公開中!
https://www.youtube.com/playlist?list=PLL6r0NrItmIyB_ONtTsuN9VNyKtUHp4O6





映画『ミュータント・フリークス』
12月20日(木) 深夜 01:15 ほか
ザ・シネマにてに放送。
視聴方法など、詳細は公式ホームページ(https://www.thecinema.jp)にてご確認を。

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