ベネ様もトムヒ様も、やっぱりシェイクスピアの国の人です。【劇場版】「嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~」上映劇場決定!

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今から5年ほど前、ロンドンオリンピックが開催された記念すべき2012年、イギリスでは一つの一大プロジェクトが始動していた。自国の歴史を代表する傑作を創り、世に残すべく誕生したのが、映像作品「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~」である。

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シェイクスピアファンには通称“ヘンリアド”という呼び名で親しまれる「リチャード二世」、「ヘンリー四世 Part 1」、「ヘンリー四世 Part 2」、「ヘンリー五世」から、通称“バラ戦争”で有名な時代「ヘンリー六世 Part 1」、「ヘンリー六世 Part 2」、「リチャード三世」まで、シェイクスピアにより語り継がれる英国の王冠をめぐる争いを一気に描くことを試みた映像プロジェクト。国を代表する才能を総結集させた壮大なプロジェクトには、世界的人気を誇る俳優、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ヒドルストン、ベン・ウィショー、ジェレミー・アイアンズ、サイモン・ラッセル・ビール、ジュディ・デンチ、そしてロリー・キニアなど、豪華キャストが総出演。製作スタッフも世界最高峰の英国演劇界で名を馳せるクリエーターが参加した。

本作は、イギリスBBCでTVドラマ(ミニ映画)シリーズとして制作されており、日本ではHuluなどでも視聴可能だが、やはり歴史ものの一大傑作は大スクリーンで楽しみたい! ということで、今回の上映決定は、これから観ようと思っていた方にとっても朗報だ。

「劇場版『嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~』」は4月8日より大阪のシネ・リーブル梅田にて先行公開された後、6月17日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で公開となる。特別興行につき、チケット料金は一律1800円。ポストカード付き7枚つづり特別鑑賞券が1万500円にて近日発売予定なので要チェックである。

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【公開情報】

公開日及び公開館:
2017年4月8日(土)よりシネ・リーブル梅田にて先行公開決定。
2017年6月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて一挙公開決定。

料金:
特別興行につき一律1,800円(税込)
7枚綴り特別鑑賞券10,500円(税込)
(お得な1,500円/1話で購入特典ポストカード付)※近日発売


【各エピソード基本情報】

■『リチャード二世』 
監督:ルパート・グールド
脚本:ルパート・グールド、ベン・パワー
出演:ベン・ウィショー、ロリー・キニア、パトリック・スチュワートほか
尺:約148分
ストーリー:リチャード二世(ベン・ウィショー)はいとこのヘンリー(ロリー・キニア)とトマス・モウブレーの決闘の立会いで二人を諌めて国外追放を命じる。ヘンリーの父親が亡くなり遺産を国のために没収するリチャード二世のもとに、ヘンリーは正当な相続を主張し戻ってくるのだった。ヘンリーの支持層は王冠もヘンリーが継承すべきだと行動に出るが…。

■『ヘンリー四世 PART1』 
監督:リチャード・エア
脚本:リチャード・エア
出演:ジェレミー・アイアンズ、トム・ヒドルストン、サイモン・ラッセル・ビールほか
尺:約120分
ストーリー:ヘンリー四世(ジェレミー・アイアンズ)の悩み種は、放蕩息子ハル王子(トム・ヒドルストン)だ。酒場で悪い仲間とつるんで遊んでばかりいる息子が果たして国を統治する王の座に就くことができるのか。しかも、リチャード二世から正当な王位後継者とされていたエドムンド・モーティマー側を援護するハル王子のライバル的存在のハリー・パーシー、その父ノーサンバランド伯らはヘンリー四世に対し反乱を起こすのだった。

■『ヘンリー四世 PART2』
監督:リチャード・エア
脚本:リチャード・エア
出演:ジェレミー・アイアンズ、トム・ヒドルストン、サイモン・ラッセル・ビールほか
尺:約121分
ストーリー:父ヘンリー四世の軍に参加しホットスパーを倒したハル王子だったが、ロンドンに戻るとフォルスタッフら悪友との関係は昔のまま。そんな折にヘンリー四世が病気で倒れる。ヘンリー四世が死ぬ直前に和解したハル王子は、ヘンリー五世として父の後を継ぐ。ヘンリー五世誕生を知ったフォルスタッフは昔の馴染みとして恩恵を受けようとお祝いに駆けつけるが…。

■『ヘンリー五世』  

監督:テア・シャーロック
脚本:テア・シャーロック、ベン・パワー
出演:トム・ヒドルストン、ジョン・ハート、ジュリー・ウォルターズほか
尺:約139分
ストーリー:放蕩息子から立派な王へと成長したヘンリー五世にフランスから挑戦が届く。ヘンリー五世はフランスへの遠征を決意するのだった。

■『ヘンリー六世 PART1』 
監督:ドミニク・クック
脚本:ベン・パワー
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、アンドリュー・スコット、ルーク・トレッダウェイほか
尺:約117分
ストーリー:ヘンリー五世の死後、ヘンリー六世(トム・スターリッジ)が成人するまでグロスター公が摂政を務めていた。サフォーク伯の企みでマルグリット(ソフィー・オコネド)を妻に迎えた気弱なヘンリー六世は、マルグリットに尻に敷かれることになる。

■『ヘンリー六世 PART2』 
監督:ドミニク・クック
脚本:ベン・パワー
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、アンドリュー・スコット、ルーク・トレッダウェイほか
尺:約129分
ストーリー:ヘンリー六世は正当な王冠の後継者だと主張するヨーク家にヘンリー六世の死後は王位を引き継ぐ決意をする。しかし、その弱腰な決断で息子が受け継ぐはずの王位を捨てたヘンリー六世の決断にマルグリットは激怒し、自身が軍を率いてヨーク家と対決するのだった。

■『リチャード三世』
監督:ドミニク・クック
脚本:ベン・パワー
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、アンドリュー・スコット、ルーク・トレッダウェイほか
尺:約135分
ストーリー:エドワード五世として王位についた兄をサポートする兄弟ジョージとリチャード(ベネディクト・カンバーバッチ)に見えたが、実は王座を虎視眈々と狙っていたリチャードは次々と邪魔者を消していく。そんな恐ろしいリチャードの行動に母親(ジュディ・デンチ)すら彼を産んだことを後悔し、呪いの言葉を投げかける。念願が叶い王位につきリチャード三世となっても、彼に平穏な日はやってこないのだった。

THE HOLLOW CROWN: © Carnival Film & Television Limited 2012. All Rights Reserved.
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